【連載】何でも。誰でも。ポスポスの“買取り”

     
 

この連載では、“ベビーとおでかけをもっと楽しく”するため、育児中のママの声をまちに届ける活動をするママリボンが、『ママ目線』でポスポスを徹底取材しています。第8話の今回は、買取りコーナー利用のお話です。何となく1歩踏み出せずにいるママやパパへ。心もお家もすっきりする、嬉しい買取りのお話、聞いてきました。

 
 

ポスポスには、小さくなった子ども服や使わなくなったオモチャなどを引きとる“買取サービス”があります。使わなくなったモノが家中に溢れるくらいなら、手放してすっきりした方がいいのは分かってる…でも!使用済みのモノをお店の人に見せて価値を決めてもらうって、勇気がいること。それに、“買取りって言っても、何をどうすればいいの?”“そもそもどんなモノだったら買い取ってくれるの?”疑問や不安がたくさん!今回それらを解消するべく、とことん疑問に答えて頂いたのは、川村祐介さん。3歳の女の子のパパでもあります。

   

まずは分かったことから。ポスポスって、ベビー・キッズ用品なら、とにかく何でも引き取ってくれる。ホントに何でも!

 

川村さん:

「決まりはベビー・キッズ用品というだけで、何でもいいんですホントに!これはダメあれはダメっていうのは無いです。何でも、誰でも、です。安心して持ってきてくださいね。」

 

とにかく、ベビー・キッズ用品なら、何を持って行っても引き取ってくれるし、もちろんごく一部の例外はあるものの、ほとんどの場合お値段がつくらしいのです。

   

ポスポスに使わなくなったモノを持参したら、こんな感じの流れになります。

     

ポスポスに通い始めて1年。何度か息子の洋服を持って行き、買い取ってもらいましたが、実はかなり厳選していました…。だって、ポスポスに並んだ洋服ってどれもかわいくてキレイなんですもん。買う立場としては嬉しいことだけど、そんなお店に我が息子の着古した洋服を持って行くとなると…やっぱりものすごく構えてしまって…。でも!今回は思い切って、これまで持って行けなかった洋服を持参し、川村さんに見て頂きました。

 

Q.名前を書いちゃったんですけど…?

「大丈夫です!特にタグに書かれているだけなら記名の場所にもよりますが、ほとんどお値段付けています。」

 

Q.シミが残っちゃったんですけど…?

「大丈夫です!落とせないシミや汚れ、破れているものなどに関しては、『おまとめ』という形で、重量単位でお値段つけています(1キロ10円)。」

 

Q.赤ちゃんの肌着は?

「もちろん大丈夫です!あまり高い金額はつきにくいですが状況次第では1着ごとにお値段つけています。」

 

Q.ポスポスで買ったものをもう一度売りにくるのは、さすがに無しでしょ?

「あ、もう、全然大丈夫です!”モノを大切につかう”というのがお店のコンセプトなのでむしろそうしていただきたいです。」

 

Q.ユニクロや無印良品の洋服も引き取ってもらえますか?

「もちろん!大丈夫です!」

 

川村さん:

「ショッピングモールのブランドや、ユニクロ・無印良品…洋服のブランドでこれはダメっていうものは無いです。どうして?って聞かれることも多いですけど、僕たちそれについて正直、考えたことも無いくらいで(笑)。実際僕らもパパやママなので、普通にユニクロとか無印とか行きますし。いいお洋服が多いし、かわいいですしね。それがポスポスに並んでいることに対して、全然違和感ないんです。手頃なお値段で買えるものがたくさん並んでいることが大事だと思うので。だから、いいお洋服だけ持って行こうとかじゃなくて、タンスまるごとでもいいくらいです。お家で色々選ぶ必要は全然無いですよ。」

   

ポスポスに並んでいるのは使用済みのモノばかり。でも、お店の雰囲気は明るくて、これまでのリユースショップのイメージとはまるで違います。それなのにどうして持ち込んだモノは何でも引き取ってくれるのでしょう?

 

川村さん:

「お洋服を見た時、“これをきっと欲しい人がいる。それはどういう方だろう?どういう状態だったら欲しいだろう?”って考えるんです。例えば、保育園とか幼稚園が始まるタイミングって、本当着替えがたくさん入りますよね。“え?5着も預けるの!?”みたいな。そこに使うお洋服って、なかなか気に入っているものや良いものは、ちょっと持って行きにくいですよね。そこで“3着500円”のコーナーができたんです。あれも、ママたちから聞いたり僕たちが実際に経験をしたりして、生まれた場所なんですよ。」

 

※大人気の『3着で500円コーナー』。記名のものやGU、ユニクロ、しまむらなどのファストファッションはここに並ぶ。

 

活用方法が生まれると、それは査定金額にも反映されるんですか?

 

川村さん:

「もちろんです!店頭に出せるものに関しては、1着ごとにお値段をつけています。落とせないシミ・汚れがあったり毛玉がひどかったりして、店頭に並べられないものに関しては『おまとめ』として重さを目安に値段をつけています。」

 

店頭に並ばないモノはどこに行くんですか?

 

「『おまとめ』になったものに関しては、海外の子どもたちに届けています。去年はミャンマーの孤児院に冬服を届けました。子どもたち、とても喜んでくれたんですよ。僕らはその姿を知っているから、むしろどんどん持ってきてもらいたいんです。お支払いできる金額はわずかかもしれないですけど、僕らに預けてもらえれば、使わなくなったモノが、より必要な人に届くように必ず道を探します。」

 

※昨年、ミャンマーの孤児院にたくさんの洋服が届けられました。

 

※冬は寒さが厳しいミャンマー。こども達は「あたたかい服だ!」と大喜びだったとか。

     

“リユース”と聞くとどうしても洋服をイメージしてしまうけど、ポスポスの広~い店内には、洋服以外のモノもたくさん!それについても聞いてみました。

 

Q..毎日履いて汚れてしまった靴も引き取ってくれますか?

「もちろん!大丈夫です!靴はどうしてもボロボロになりますもんね。大丈夫ですよ。是非持って来てください!

   

川村さん:

「ポスポスではすべての靴をケアしていますが、最近僕らがもっぱら話しているのは“靴の汚れをどれだけ落とせるか?”ってこと。スタッフみんなで情報を出し合って、できるだけナチュラルな方法で、いかにきれいに汚れを落とせるかを研究していて、クリーニング技術は日に日にあがっているんですよ。買取の幅が広がって売場に出せるものが増えれば、それは査定金額にも反映できるので。」

   

※「お湯にずっとつけておくと、洗剤が無くても結構キレイになるんですよ!」いう川村さん。スタッフで情報交換しながら、クリーニング技術を磨いている。

 

Q.オモチャで、パーツが揃っていないものとか、細々したものは?

「もう、とりあえず持ってきてください(笑)。壊れていなければ僕たちが何とかしますんで!箱や説明書が無くて、そもそも全部揃っているのかも分からないっていうことの方が普通だと思うんです。パーツが1個無いばっかりに持って来られない…っていう方も多くて。そこを僕らが何とか工夫して、魅力的に提案できないのか?といつも考えています。オモチャに関しては、僕らもまだまだ試行錯誤の部分が多いんですけど、お店としてお客様のニーズに合わせて提案の仕方を工夫したり、スタッフみんなで日々研究しています。」

 

※ミニカーやプラレールのパーツが少量できれいにパッケージされ、人気商品に。

   

オモチャ以外のものも、とにかく何でも引き取ってくれるとか。確かに店内を見回すと、ありとあらゆるベビー・キッズ用品が並んでいました。生後わずかの期間しか使わない、抱っこ紐のインサートや、お風呂用の浮き輪…。ほとんど使わないまま捨ててしまったモノたちが、立派に並んでいる様子を見て、「しまった!」と後悔の嵐…。色々考えず、使わなくなったらまず持って来てみる!それでいいんだなぁって、川村さんのお話を聞きながら思いました。

   

※右側に吊るされているのは、掛け布団。敷き布団だけ・マットレス・布団カバーだけ・・でも、もちろん買取りOKだとか。

   

※未使用のオムツまで!

 

川村さん:

「“ベビー・キッズ用品”という範疇であれば、ホントに何でもいいんですよ。扱っているジャンルの幅広さっていうのが、僕らの魅力で、これはダメあれはダメっていうのは無いんです。むしろ、買取りに持って来てもらえることって、すごく喜ばしいことで、どんなものを持って来てもらっても、きちんと受け取って生かす方法を考えるので、あんまりかしこまらずに、気楽に持ってきて頂きたいですね。平日にママ1人でも安心して持ってきて下さい!スタッフに言って頂ければ、運ぶのもお手伝いしますんで!」

 

※笑顔のステキな男性陣。大物でも喜んで車まで取りに来てくれますよ。

 

川村さん:

「リユースを使っていない方は、全体の7~8割いると言われていて、それはやっぱり“買取り”のハードルが高いのかなって思うんです。どうしていいのかも分からないし、何となくマイナスのイメージがあったり…。でも、使わなくなったものを売ることって、マイナスなことは何も無いんですよね。だから、生活の中で気軽に活用してもらえたら嬉しいです。ちょっと売ってちょっと買って。スーパーに行く感覚と同じくらい、当たり前の中に“リユース”っていうものが、ちょっとだけあって欲しいなと思うんです。」

 

※持ち込まれたモノに全力で向き合うスタッフが、優しく出迎えてくれます。

     

取材の日。着古した息子の洋服をチェックする川村さんは、さりげなくシワをのばしながらきちんと畳みなおしてくれていました。その手元には、ここにやってきたモノたちへの愛と感謝が溢れていて、とても嬉しい気持ちになりました。持って来られたモノに対する向き合い方は、他のスタッフの皆さんも同じ。どんなに数が増えても、1つ1つと向き合い続ける。だから安心して託すことができます。使わなくなったモノたちも、ポスポスに託せば必要としている人にきっと届く。とりあえず、使わなくなったモノがあったらポスポスに持って行ってみませんか?きっとあなたが思うより、そのモノを活かす方法はあるはずだから。

   

ライター/山澤裕子(ママリボン

 大学卒業後、福岡の制作会社に勤務。 ディレクターとしてテレビ番組の制作に携わる。 出産を機に退職し現在3歳の息子の育児奮闘中。