【連載2】働くキモチ。笑顔のヒミツ。

 

 

 

この連載では、“ベビーとおでかけをもっと楽しく”をコンセプトに活動する”ママリボン”が、『ママ目線』でポスポスを徹底取材しています。

 

第2話は、ポスポスで働くスタッフに注目。ポスポスに初めて行って嬉しかったこと…それは商品よりも先に“働く人の優しい雰囲気”でした。他のリサイクルショップとはそこがもう圧倒的に違う!今回は、働き始めて2年目という阿立恵(あだち・めぐみ)さんにお話を聞きました。通称“めぐちゃん”。プライベートでは、9歳の女の子のママ。とびきりステキな笑顔で、来る人を明るく迎えるめぐちゃんは、今やポスポスの顔!その笑顔の奥にある、働く人としての強さと優しさに触れました。

 

 

めぐちゃんは、ポスポスが2016年に今の場所に移転オープンしてからのスタッフ。そもそもどうしてポスポスで働き始めたんでしょう?

 

 

めぐちゃん:

「近所に住んでいるんですけど、ある日、ここがオープンするっていうので、みんなで準備しているのが見えて。その頃は、アルバイトを幾つか掛け持ちしていたりして、精神的にも肉体的にもきつかった時期だったんです。それで、家から近くてしかもフルタイムで働かせてくれるっていうので、すぐに面接に行きました。そしたら、代表の吉田さんが、お店としてのスタンスを話してくれて。“100年後、200年後の子どもたちにできることをしよう”って。そういう気持ちを聞いて、ますます働きたくなっちゃって。」

 

スタッフの皆さん。中央奥が代表の吉田照喜さん。

 

めぐちゃん:

「ポスポスに出会うまでは“リサイクル”とかって正直考えたこともなかったですし、毎日の子育てに必死で、そこまで気が回らなかったんです。でも、吉田さんから話を聞いて、そういうことに自分も携われたらいいなって思ったんです。」

 

 

その後採用となり、ポスポスのスタッフとなっためぐちゃん。働き始めてすぐ、気持ちに変化が出てきたそうです。

 

 

めぐちゃん:

「最初はとにかく生活費を稼がなきゃっていう気持ちで働いていたんですけど、それがだんだん“みんなのためになりたい”とか、“このポスポスのために何ができる?”っていう風に変わっていったんです。今まで色んな仕事をしてきて、ここまで思えることってなかったんですよね。心のどこかで“クレーム言われたらどうしよう“とか、“社長が見ているから頑張らないと”とか(笑)。でも、ポスポスのみんなはそういう気持ちで働いていないし、一緒にいて自分も変わりました。忙しくて大変なこともありますけど、その分、出会いもたくさんあって、たくさんの笑顔が見られるのが、本当に楽しいんです。」

 

レジでママの代わりに赤ちゃんを抱っこするめぐちゃん

 

めぐちゃんを見ていると、買取りコーナーやレジで、いつもお客さんに声をかけています。そのワケを聞いてみると…

 

めぐちゃん:

「一番は、ただただお客さんと話したいんです(笑)。それと、常にお客さんとコンタクトをとって、“どういうものが欲しいのかな?”“今どんなものが流行っているのかな?”っていうのも知りたい。レジの横にメモを置いてすぐ書き留められるようにもしています。そうやって、色んな世代の人に話を聞けるのが嬉しいんです。」

 

 

めぐちゃん:

「買取りに持ってきてくださったものって、確かに“モノ”なんですけど、でもそこには思い出が詰まっていて、お一人お一人のストーリーが必ずあると思うんです。そうやってせっかく持ってきてくださったのは、やっぱり単なる“モノ”じゃ無い!それは常に心の中に持っていて、お迎えできたらなって思っています。」

 

 

人が好き。人と話すのが好き。入店した際の「いらっしゃいませ」も、帰る時の「ありがとうございました」も、常に全力!買取り商品を持って行っても「これカワイイですね!」って反応してくれたり…。めぐちゃんの一つ一つの行動に、驚くほど心救われる。こんな風に心救われるママはたくさんいるようです

 

 

 

この連載1回目『初めてのポスポス体験』取材の日。4か月の赤ちゃんを連れて参加してくれたママ。授乳できる場所は無いかと相談したところ、試着室を案内されました。荷物を持って向かうと、試着室の前で、めぐちゃんが椅子を抱えて笑顔で待っていてくれたとか。その心使いが嬉しくて感動したそうです。

お店のスタッフだから…お客さんだから…では無く、1人の人として、困っている自分を助けてくれようとしている感じが、とても嬉しくて、感動しました!』というのは、そのママの言葉。

 

めぐちゃん:

「感動してくださったなんて、嬉しいです!ポスポスには、おむつ替えコーナーとトイレはあるんですけど、そこだと男性も来るので…。試着室だったらカーテンを閉めれば誰も来ないから、少しでも落ち着いて授乳できるかなと思って、お通ししました。授乳室が無いのは、課題の一つなんですけどね。」

 

確かに授乳室があると助かる!でも、試着室を案内してくれたり、椅子を持ってきてくれたり…その心使いがあれば、もう十分なんですけどね。

 

 

ちなみに、ポスポスには店の奥に、おむつ替えスペースと、広~いトイレがあります。子連れママには、嬉しいスペースです!

 

 

めぐちゃんがポスポスで働き始めて1年。ポスポスの評判は広がり続け、毎日たくさんの人で賑わっています。そんな忙しい日々の中で、めぐちゃんには思い出すと今でも鳥肌が立つくらい、忘れられない出来事があるそうです。

 

めぐちゃん:

「私が初めて査定をした日のことなんですけど、あるお客さまがジャングルジムを持って来られました。当然なんですけど、全部バラバラに持って来られたんですね。それが何本あるか、完全にちゃんと成り立つのか確かめなくちゃいけなくて、私、1本1本数えたんです。その間お客さまをお待たせしちゃったし、ノンブランドのジャングルジムだったのもあって、査定金額は高くなかったんですけど、すごく喜んでくださったんです。“わぁ!嬉しい!”って!」

 

 

めぐちゃん:

「お話を聞いてみると、ここに来る前に他のお店に持っていったら、組み立てることもなく“とりあえずこの金額ですね”って、何ていうか、軽くあしらわれたらしくて…。だから私が1本1本組み立てて時間をかけて査定しているのを見て、とても嬉しかったって言ってくださって。それだけ喜んでくださったのがもう本当に嬉しくて!その日は家に帰って“明日は絶対朝イチでどの仕事よりも先にジャングルジムを磨き上げて自分で出そう!“って決めたんです」

 

 

めぐちゃん:

「次の日の朝一番に、そのジャングルジムをピカピカにして組み立ててお店に出したんですね。そしたらその日、年配のご夫婦が来られて“孫たちが遊びに来るんだけど、何かおもちゃないかなぁ”って言われて。ちょうど天候が悪くてお外で遊べないから家で遊べるおもちゃを…って探されていて、“だったら!ちょうどピカピカに磨いて出したばっかりのものがあるんですよ!”ってジャングルジムをオススメしてみたんです。そしたらご夫婦が“わぁ~頑張ったね!アナタが磨いたの?買う買う!”って、買ってくださったんです。」

 

 

めぐちゃん:

「ジャングルジムを売ってくださった方の笑顔と、買ってくださった方の笑顔と…。その笑顔のきっかけを少しでも自分が作れたのかなって思うと、今でも鳥肌がたっちゃうくらい幸せなんです!あの出来事から自分もやっぱり変わりました。ホントお客さんに育てられています。無駄なことって一つも無いんだなっていうのも教えてもらっています。人ってスゴイですね!」

 

めぐちゃんとお話すると、自然に笑顔になります。人への愛と敬意が、もうてんこ盛り!お店って、どこで買うかも大事だけど、誰から買うかも大事。母になってますますその気持ちが強くなりました。子どもの物を買うのも売るのも、まずポスポスが浮かぶようになったのは、売られているリユース商品がステキっていうのもあるけど、そこにいる“人が好き”っていうのが大きい!お店に行ったら、是非スタッフさんにじゃんじゃん話しかけてみてください。出会えた一人の“人”として、心を込めて迎えてくれるはずだから。

 

 


ライター/山澤裕子(ママリボン

 大学卒業後、福岡の制作会社に勤務。
ディレクターとしてテレビ番組の制作に携わる。
出産を機に退職し現在3歳の息子の育児奮闘中。